最近読んで凄く面白かったのは↓
シュレーディンガーの猫 量子コンピューターになる(ジョングリビン 青土社2014 3月 松浦俊輔 訳)
目次としては:チューリングとそのマシン、フォンノイマンとそのマシン(ENIAC)、ファインマンと量子、ベルともつれた網、
ドイッチェとマルチバース、チューリングの後継者たち(ジョセフソンと接合)NMRの基礎イオントラップetc
ここで面白いのは創始者と目されるチューリングからその後のコンピューターの発展に寄与した人々の伝記的側面も書かれていることです。
とくにこれらの人々が皆異能の人であること
チューリングは凄まじい 同性愛者かもでもオリンピックも出られる位の長距離ランナー ドイツのエニグマ暗号を解読するためのマシンを作り
大きな成果を英国にもたらしたが軍機密でわけのわからん表彰でその偉業を誰も知らなかった
彼の最後は同性愛者を警察に追及され青酸自殺(といわれる)40歳代で亡くなった(アーモンドの香りと白雪姫の毒リンゴ)。
フォンノイマンも第2次大戦での連合国の暗号解読原子爆弾の開発に携わった 数多くの一流の異能の頭脳を米国は集めることに成功した。
その後の量子コンピューターの2bitの従来マシンにくらべて暗号解読(因数)の飛躍的な計算能力で現在も各国がもっとも力をいれている部門です。
神経科学でわれわれがもっともしらずしらずに大きな恩恵をうけているのはMRIマシンで
量子力学とコンピューターの発展がなかったら手にすることが出来ない果実であることは間違いありません。素晴らしいことだと思います。
ところで蛇足ではありますがこのような異能の人材が集まって米国が核のヘゲモニーを握ることができたのは
ドイツフランス英国の頭脳を集めることに成功したからです。 ドイツ軍所属で米軍の捕虜になっただれだっかもそれに協力
なぜかその考え方でたとえば人文系のトマスマンもアメリカに亡命移住。。なにかがドイツ・日本のそれと違っていたのだろうと思う。
よく日本は米英の物量にまけたと それはそれで初期条件
じつは戦争指導・指揮でまけていた 海軍兵学校 陸大の秀才にこそその汚名は着せられなくてはならない
↑の頭脳でまけていたんですよ。。(K先生のおっしゃるcountable uncountable 名詞の違いがわからん。。みたいな)
でも敗戦国がいうことができない仁科研究室の成果↓も覚えていてほしい(M先生にはごめんなさいですね) 息子 拝
成功していた日本の原爆実験―隠蔽された核開発史 単行本(勉誠堂出版 ソフトカバー) – 2019/8/1
Japan's Secret War: How Japan's Race to Build its Own Atomic Bomb
Provided the Groundwork for North Korea's Nuclear Program Third Edition: Revised and Updated(原著)
ロバート・ウィルコックス(Robert K. Wilcox)