まずは7年8か月の間、総理大臣の任にあたりお疲れ様でした。
持病の潰瘍性大腸炎が悪化してしまい、政務以前に日常生活
に支障がでる病ですので、安倍総理の心中を思えば、まさに残念無念。
痛恨の極み、悔しさいっぱいであることは確かです。
まずはよく養生されてくださいと言うしかないですね。
正直、安倍総理辞任について感情的に何も沸いてこない。
安倍総理最大の政治目標たる、憲法改正、拉致被害者の奪還、北方領土の返還、
靖国神社参拝、皇室典範改定による旧宮家の復帰、等々さすがに全て解決
する事はできないにしても、あまりに空虚な成果といえば成果。
安倍総理の最大の失敗は対中外交。第一次安倍内閣の時もそうだった。
時は胡錦涛政権時だが、中国に配慮して靖国参拝を見送った。
ところが初年度中に、様々なスキャンダルが起こり1年足らずで辞職。
直接の辞任の引き金は、前回も今回も持病の潰瘍性大腸炎の悪化。
だが、つぶさに見れば対中外交で、融和政策をしようとした後、
かならず政権が失速した。
今回も昨年の5月に安倍総理、日本側から習近平を国賓として迎える判断をした。
今年に入り、コロナ肺炎が蔓延しつつある時、入国・渡航禁止を速やかにおこなわず
対応が後手後手に回った。
米国および世界中が対中政策を厳しくしている最中、対中外交を
融和なままにしておくなど、保守政治家としては落第点であろう。
自民党・政権内部の二階のポジションがどの程度なのか、外からは判断しづらいが
二階や親中派の影響力があったから・・・・としても、安倍総理には胆力を
発揮してもらいたかったのが本音である。
こういう事態になるなら、遠慮なく靖国神社に参拝し続ければよかったのである。
公明党を切り捨ててでも、憲法改正を強行するべきではなかったか?
7年8か月、誰が総理をしても難しいだろうが、
北朝鮮を電撃訪問して金正恩とその妹と会談するのも良かっただろう。
プーチン大統領と数多くの会見をして、得た成果とは何があったのだろうか?
強いて言うなら、米国とトランプ大統領と最良の関係を築くことができた。
これが最大の成果である。日米同盟の強化こそ日本の国防に資するのである。
ポスト安倍を巡る党内争いがこれから起こるそうだが、安倍総理以外の
政治家が真面ともいえず、ましてや石破のポン助は断じてあってはいけないだろう。
なんとも、もどかしい心中ではありますが、安倍総理お疲れ様でした。
議員を辞めないようなので、2度あることは3度ある。再び総理になる未来も
考えておいていただきたい。トランプ氏とバイデン氏はいずれも70代の高齢者。
それでも超大国の大統領を務めることができるのですから。