連投失礼します
米国の戦争で国益にならず、米国の安全保障に影響を
与えない相手に対して戦争を仕掛けた動機不明の戦争がある
1990年に勃発した湾岸危機〜湾岸戦争である
湾岸戦争自体は、イラクがクウェートの併合を企み
仕掛けた侵略戦争なので、実際のところこの事自体は
単純に領土的野心を抱いたサダム・フセインが悪い
国際社会や国連も含めてイラクを侵略国家と断定し
米国を中心とした多国籍軍がイラクを攻撃・多国籍軍の勝利で終了
後で知った事だが、米国とイラクは
湾岸戦争に至るまで、比較的仲良く交流をしていた事
イラク・イラン戦争では、米国はイラクのフセインに
肩入れをしており、後に国防長官になるラムズフェルド氏が
フセインとがっちり、握手をしている写真までありました。
イラクの政体は、イスラム教国家ではあるものの、
非常に世俗的であり、宗教タブーを破らなければ、
原理主義的な反応がない、温厚な部類に入る国でした。
白人とアラブ人、キリスト教徒とイスラム教徒という違いも
あり遅かれ早かれ、決別したにしても、あまりに唐突な米国の
【裏切り】
そんな米国がイラクと戦争したのは、
イスラエルの要請があったからではと推測しております
当時のイラクの
軍事力は【世界第5位】であり中近東最大級の軍事力。
陸上兵力も100万人を超え、予備役迄
含めた場合は200万人以上。空軍力も近代化されて、
ただ海軍力だけが、漁船に毛が生えた程度というレベル。
世界第5位とは言うものの、世界第一位の米国には及ばず、
特に核兵器を保有していない事、米国まで届く弾道ミサイルも
存在せず、短距離のスカッドミサイルのみ。
米国に対しては何らの脅威にならないイラクでも、
地続きで、国境をわずかにでも接しているイスラエル側から
すればイランが敗北した後の、直接的な脅威はイラクとなる。
当時のイスラエルの兵力は、現在とさして変わらない。
戦車もようやく、メルカバシリーズが出て来た時代。
仮にイラクがイスラエルに侵攻し始めたら、
それこそ【ハマス】の非ではない、国家存亡の危機となろう
単純に戦争をしかけた場合、勝利にしても甚大な被害を被る。
そこで、イスラエルの息のかかった、米国内の政財界に対して
打倒・イラク、打倒・フセイン工作を仕掛け、米国を利用して
イラクを排除させたのではと。
ただアメリカとしても、表面的には敵対していない
イラクに対して、突然態度を180度変えて戦争する事は不可能。
戦争する口実が必要だったのだが、
イラクがクウェート侵攻をした事で、その機会が訪れた訳だ。
イラクを倒しても、別に石油利権を強奪できる訳でもない。
それゆえ、アメリカ自身にとっては、さしたる利益にならない
イスラエルにとっては目の前の脅威を取り除くことに成功した。
仮にクウェートをイラクが侵攻しなかった場合は
どうするのか?という点が残るので小生の推測にしか過ぎない
陰謀論といえば、なんでも
陰謀論に見えてしまうが、疑うことも必要である