(青空パステル・キャンバス)
シンセサイザーの音色が随所で美しく響き、サビでの真理子さんの明るい歌声にはゲンキをもらえそう、という感じの曲。
エレキギターは終始ミュート弾きでのバッキングパートとなっている。Aメロでは少なくとも3本以上のシンセサイザーのバッキングがあるため、あまり目立たないが、間奏ではエフェクターサウンド程度になるため、ピッキング音がその存在感を充分に発揮している。
この曲の聴き所として、サビからの変調により一気に明るいサウンドになることが挙げられる。Aメロの8分音符でのシンセサイザーのバッキング2本が、サビからはストリングス1本に集約されていることも特筆。このシンセサイザーの使い方を変えることが、Aメロとサビの雰囲気をガラリと変える要素のひとつになっているようだ。サビでのシンセサイザーによるストリングスは「Stick〜バス」まで、今にも魔法がかかりそうな、メロディアスにフレージングしたサウンドになっている。
ベースは基本的には低重心のルート弾きだが、よく聴くとスライドダウンが多用された凝ったライン。E音では1オクターブ上からのスライドダウンにより音を繋ぎ、アクセントになっている。バスドラとベースは終始かなり密着しているリズムラインだ。ドラミングがアップテンポでロック調のグルーブなので、フィルイン控え目で勢いを持続する必要がある。サビで曲調が変わってもベースの運指とドラミングに一貫性、バッキングに安定性があるので、シンセと真理子さんの歌声が自由に動き回っても気持ちの良い流れとして耳に入ってくる。
Bメロではハーフテンとなり、クローズハイハットのスティッキングや手クセベースなどフリースタイルのような緩いバッキングがこれまでの流れをひと休みさせるようで、ささやくような真理子さんの歌声はより印象深いものに聴こえて来る。(「夢はフ…てよ」のところ。Bメロ、Cメロなどの認識は人によって違うようだ…。)
真理子さんの「Stick Step〜」みたいなこういうアイドルっぽいゲンキな曲、新鮮で心地良さを感じます。この曲とってもとっても好きです。
「青空パステル・キャンバス」といえば、パステルユーミでしょうが、ひと通り観てみました。気に入った話を勝手にランキングしてみたのです。アニメ系はあまり得意ではないので、テキトーな感想しか書けませんですが。
1位 「ユーミちゃん気をつけて」……ユーミの作画がキャラデから掛け離れてますが、独特で、なんか好き。
2位 「花びらのステップ」……洞沢さんの作画が良い、けなげなユーミが良い。
3位 「紙ヒコーキからの伝言」……洞沢さんの作画がやっぱり良い、一生懸命なユーミが良い。
4位 「涙のダイエット日記」……やきもちやきなユーミも良い。
5位 「すみれ色の初恋」……心優しいユーミが良い。