深谷先生の許可をいただいたので、長くなりますが、
{踊る島の昼と夜}に収録されている作品の感想です。
この感想を書いたのは2005年の9月下旬くらいだったと思います。
ネタバレしちゃうかもしれないので、作品をまだ読んでいない方は、要注意です。
★「踊る島の昼と夜」
ニョマン君の女装、カワイイです。
ヨリトモさんって、日本人旅行者の守護者みたいな人ですね。
こんな人が知り合いだと、頼もしいです。
「神と魔の島] ……、バリは今でも信仰篤い神秘の土地という気がしていましたが、その、裏の魅力をしみじみ感じました。
★「真昼の蛇」
サチコと触れ合うバリの人たちの暖かさがいいですね。
でも、サチコくらい美人じゃないとダメ?
サチコが歩く街の風景など、
陽気なバリの風が紙面から吹いてくるようです。
ラストのオチも笑えました。
★「チャロラナンの夜」
P62のヒヨコ(?)のコマがすごく怖かったです。
表と裏(裏の方が本当の?)のお祭りのシーンは迫力があり、
ゾクッとしました。
あんなお祭り見た後では、
ライの手口に引っかかっちゃう女の子は多そう…。
ヨリトモさんが懲らしめてくれて良かったです。
ラストのコマのヨリトモさん、いい表情してますね〜。
★「午後のチャンティック」
サトミサン、本当、謎の美女ですね〜。
バリの民話で、若い娘に化けるおばあさんの話は知っていました。
やっぱり、どうせなら、自分も若い娘になって…、っていうのは、世界共通でしょうね。
この前に収録されている「チャロ…」の後だけに、
ちょっとユーモラスでホッとしました。
ニョマン君はサトミサンと超接近できて良かったですね。
でも、ニョマン君って、頭の中ではスゴイ妄想してそうですね。
この年頃の少年って、そんなもん?
★「パチャールは朝やって来る」
ヨリトモさんが、怖いけどカッコイイです。
アリスがヨリトモさんの額に手をかざした時、鳥のイメージが見えましたが、
1P目、1コマ目の鳥と関係あるのでしょうか?
(読み取れなくてすみません)。
★「BAD GIRL」
持ち込みOKのリバーサイドカフェが初デートスポットなんて、
素敵な演出ですね。
エージとマイの、カタカナ表記の英語が、
「愛があれば言葉はどーにかなる!」って思わせてくれます。
二人が幸せになってくれればいいなぁ…、と、素直に思いました。
★「SAIGON DREAMS」
実は、このコミックスに登場する男性で、1番好きなのはタクさんです。
P179の「……お前が決めたなら 何も言わねーよ」
「寂しくなるけどな」のコマのタクさんの、
色々湧き上がってくる感情を、クールに抑えた背中が素敵です。
ヒロシがまたサイゴンに、
ミンとタクさんの元に帰ってきてくれて、本当に良かったです。
★「何かがそこに」
バリでの誰かの実話ですか?
「TO BE CONTINUDE…」
次に出版されるコミックスに後日談とか載るのでしょうか?
これはこれで、ショート・ミステリー?
以上です。
最後まで読んでくださった方、お疲れ様でした。
私、マッサージの資格持ってますので、
申告された方には、眼精疲労改善のマッサージをさせていただきます。(笑)