五雲亭貞秀という江戸時代に活躍した浮世絵画家がいたそうである。
西国名所の絵に、姫路、赤穂、福山、鞆の湊、尾道、三原、広島、宮島などがある。
この中で鞆の湊を描いた絵(本物ではなく写真版だが)に出会った。
現在の鞆の姿そのままである。海側から港をながめたもので、仙水山(今の仙酔島)、大長楼(今の対潮楼)、祇園の杜(今の沼名前神社)などの記述がみれる。
一度原本に出会ってみたいものである。
この絵のド真ん中に、駐車場を造り、コンクリート橋を架けようとする無粋な現代人がいることが実に情けない。
橋をかければ便利になり発展すると埋め立て架橋に賛成する住民もいることは知っているが、景観をそこねずに道路を造ることがほんとにできないのだろうか。
青函トンネルができる現代である。東京駅の地下鉄はトンネルだらけである。鞆港の海底トンネルとか、沼名前神社の下を通すトンネルとか方法はいくらでもありそうに思う。
後世に禍根を残さぬように、真剣に議論して結論を出してほしい。
福山市民として議論できる場があれば参加したいものである。
笑顔あふれる福山づくり「たかはし輝幸後援会だより」をみて投稿する気になりました。
われらが代表はどんな態度かな?