今日(もう昨日だけど)は『オペラ座の怪人』が本日(昨日)までだったので見てきました。久しぶりの大画面でしたので、音には文句たれつつも楽しんできました。が、音が、前からしか来ないんですよ〜〜〜。 (; ;) 全身をジェリーの声に包まれるあの至福の時がなかった。
でもね、上映の前にこの作品を選んでくれた軽部アナウンサーが、ジェリーの声のことを擁護してくださったのです。あのロック調の声こそがALWが求めたものだったのだ、彼はこの作品を「ロック・オペラ」として作ったのだ、ジェリーの声をALWは認めている、と。
そうなんですよ。「オペラ座」という名に惑わされて、オペラの発声法じゃないとジェリーを非難する人が当時はかなりいました。でも、それは間違っていると、わたしは何度もここで訴えてきました。第一、ALWが最初に舞台で起用したかったのは、コルム・ウイルキンソンさんです(4月に初来日!)。でも、彼はもうレミゼのJVJ役が決まっていて、初代怪人はできなかったのでした。コルムさんの声も、JOJの透明な声とは違って、ややざらつき感のある声です。ALWはそういう声を求めたのです。
ところで、字幕は見ない習慣になっているので今日はずっと気がつかずにいたのですが、最後のクリスが指輪をはめる場面がはっきりと見えたので、あれ?字幕に隠れていない、と気がつきました。前は、あのダメヨ、ダメダメ、ダメナノヨ字幕に隠れていて、7回目に見た時初めて指輪をはめているのに気がついた次第で。
そういえば、字幕の字体も10年前の(ひえ〜〜、もうそんなに経つんだ! ジェリー可愛い訳だわ)公開時とは違うし、字幕の位置も1行なら画面の下、2行なら上の行だけ画面にかかるという具合でした。考えてみれば、今はもうフィルム上映をできる映画館はほとんどなくなっているので、もしかしてこれはDVDかBDを上映したのでしょうか?
なので、もっと早くに見に行って字幕を確かめておけば良かったと思ったのですが、もう最終日。ご覧になった方に伺いたいのですが、あれは以前の劇場版と同じ字幕ですか? それとも、最悪の3箇所だけは直っているDVD版の字幕だったのでしょうか。
でも、たまたま目に入った「わたしが流した涙」はそのままだった。仮定法だから、クリスが「流したかもしれなかった涙」なのにさ。なっちは、この作品では仮定法全滅です。もちろん、ダメダメなのは仮定法だけじゃないけど。おかげで、怪人を変態にしてくれちゃったし。
なお、以前NHKが放映した時は、なっちのではないまともな字幕を付けてくれました。