久々に書くことあるのです。
1日で単館系の映画を3本観た!ので。
まず渋谷のアップリンクXで『娼婦たち』
ここ、初めて行ったけど凄い小さい、オフィス用のフロア改装して作ったようなミニシアター。
板張りの床に不揃いの椅子並べた、小劇場みたいな空間でした。
うわー、油断すると忘れてたトラウマが沸き上がってきそう…って程でもないか。
〜インタビューによる本音トークから人間の根源的な欲望と真実が浮かび上がる〜
みたいな作品紹介に惹かれて、ちょっと仕事にも使えるかな、とも企んで観てみた。
全体的に娼婦達が言っていることはまあまあ「想像の範囲内」のことが多くて
あとちょっとスタイリッシュな演出が過剰?明るく作り過ぎ?な気がしたけど
これは出演した娼婦達への配慮もあってあえてこうしたのかな。
「セックスが好きじゃないとやってられないわ、でももっと好きなのはお金」
なんて脚本の台詞みたいなこと言ったり
「高級」な、プライドを傷つけない職場環境で、「むしろ自分に自身がついた」
と言うポジティブ派ばかりでは当然無く
家族まで銃で脅されて売春強要されて死ぬことも出来ない…といった女性も登場すると
なんか自分が男だってだけで申し訳ない。
ホントに、男なんて最低限必要な種男だけ残してみんな死んじゃえばいいのに。
ってそしたら当然ボクも淘汰対象。
次、岩波ホールで『亀も空を飛ぶ』
クルド人監督による、イラク/トルコ国境のクルド人の村での子供達の話。
アメリカのイラク攻撃直前。
サテライトと呼ばれる少年は
村の子供達を仕切って地雷掘りで稼いだり
村の大人達に代わって市場で商人とやりあってパラボラや銃を仕入れて来たり
「ボクがいないと村の生活は成り立たないんだ」
…ってお前、家族は?虚勢はってねえか?
今絶賛ネーム停滞中の企画(調べること多いし視点の置き方とか難しくて)が
地雷と少年がらみなこともありこれは取材といってよかろう、というのがこの日の映画デイのいいわけ。
状況の割に途中笑えたりもするんだけど…あまりに○○○○○○○くて…
もう1回じっくり観たい。
最後、池袋シネマサンシャインで『エイリアンVSヴァネッサ・パラディ』
これは純然と趣味で。
自分は歌手とか俳優すぐ好きになるけど追っかけ的根性が無くて、
ヴァネッサ・パラディも好きなはずなのに子供二人も産んでたのすら知らなかった。
しかも相手ジョニー・デップっすか、あの、オレに(以下自粛。誰も覚えてないでしょ、このボケ)
タイトルからバカ匂わせてるのがいいな、と思ったらやっぱ邦題か。
原題『Atomik Circus』だって。全然…
ヴァネッサも本人役じゃなく「歌手志望の田舎娘」だし。
なんかやりっぱなしの、見ようによってはかなりひどい、カネのかかったB級映画。
でもオレ的にはよし。
DVD出るものなら買う。