悩むところです。
てか、別に何がどうでも最終的に面白いネーム描きゃあいいのだが。
打ち合わせって難しいですね。
色々盛り上がって
でも終わってみたら何も決まってないことってよくありますね。
昨日の打ち合わせ、最終的には
○○○○○で、でもカッコ良くてバリバリで○○○な女と
それに翻弄される男、でいきなり○○○○○と。
それしか決まってない。
確かにマンガのコンセプトなんて短いほどいい、とも言えます。
○○が○○するマンガ、と明快に一言で言えてしまう。
そこだけ聞いて面白そう、読みてー…となれば理想的。
だから上記の「これしか決まってない」ってのは逆に十分というか
そこから先は勝手に作ってよいならむしろやり易かろう、とも言える。
マンガなんて、時には台詞一つ浮かんだだけで
パタパタと話が組立ってしまうこともあるのだから。
ただなぁ、「最終的に決まったのがこれだけ」に至るまでの
取り上げられなかった俺が面白いと思った要素の存在が悩むところなのだな。
ひょっとしたら相手方と絶望的に感覚がずれてるのではないか。
彼が食いつく要素を全て取り上げて忠実にシュミレートしていくと
俺的にはなんかもうどうにもこうにもなモノが見えてくるのでは、という怖さ。
何年か前に同じ編集者と雑談をした時
当時かの雑誌で連載中のマンガの評判について聞かされたところ
俺がイイと思ってるマンガのことごとくが、
いや俺がイイと思ってるマンガほど悪評、でかなり凹んだな。
あの時も一応企画は持ち帰ったけど結局手をつけずじまいだったのだ。
でも、だ。
ここで引いてはダメだな。
今回の企画は媒体的にも大ヒットを踏まえねば始まらないのだから。
大ヒットする、ということは俺感覚でも彼感覚でも面白い、というマンガであるはず。
と、前向きにこの話は進めるぞ、と意気込んで帰りの電車に乗ったはず。そうだったそうだった。
あーちきしょだからどーしよっかなー、よし、ネームやろ。