中山昌亮さんがブログで拙著をものすごく褒めてくださってます。
『アキオ』を店に置いてくれてるスープカレー屋さんを発見し、
その店に『気分はアジア飯』を差し入れてきてくださったそうで
「そのことブログに書いていい?」と訊かれ
「ああもう全然いいです。むしろ嬉しいっす」と答え
わくわくして覗いてみると
まずその時食べたメニューのことが書いてあり
「ああ、このついでにちょこっと書いてくれてるんだな」
「この『サイゴンスープカレー』めちゃくちゃ美味そうだな」
なんて思いつつスクロールしていくと
うわうわうわうわ
僕の本の表紙の写真が出てくる出てくる
写真に添えた文章で徹底して
褒めて褒めて褒めてくれている。
なんだろうこの人。
昔から僕のマンガ褒めてくれるけど。
なんてセンスの良い人なんだろうw
そもそも僕が漫画家を仕事として続けてこれたのは
多分にこの人のおかげがあるのです。
その昔、僕はある漫画家の仕事の芽を摘んだことがあります。
いや、といっても先方は仕事に困ってたわけでは全く無く
むしろ摘んでもらって助かったくらいだと思うんだけど(?)
今は亡き『Mr.マガジン』に『レディ』の企画をプレゼンしてた頃
担当は僕のマンガをすごく気に入ってくれてたけど
中々編集部の会議を通らずちょっとクサクサしてて
その時、担当と話しててたまたま他誌で活躍中のある若手漫画家の話になり
その漫画家と僕が知り合いだと言うと
「紹介してもらえませんか」と。
懺悔します。
ここで僕、キレてしまいまして。
いえ、どなったりまではしてないけど露骨に不機嫌な声で
「…漫画家に漫画家を紹介してくれってのはどうなんですかねえ?」
あああああああああああああ恥ずかしい。
なんかね、自分の連載は決まらないし
貯金は底をついてめちゃくちゃ不安な時で
「他の漫画家の話なんかしないでよっアタシってアンタのなんなの?」
みたいにきいいいいいいっとなっちゃって。
担当さんはなんかエラく恐縮してしまって
「Sさんのことはもう忘れてください」「すいませんでした」って………
彼はさほど悪いことしたわけではないのに。
で、その担当氏の尽力のおかげで『レディ・プラスティック』は
連載にこぎつけ、
その忘年会で僕は中山さんに出会うのです。
更に、「Mr.マガジン」休刊後、
僕は中山さんにリイド社の編集さんを紹介してもらうという…
そのリイド社が累計で言うとおそらく一番僕に仕事くれてるという…
貴様はああああああああ!
どの面さげて漫画家に紹介してもらっとるのだああああ
…ごめんなさいごめんなさい…
今『火天の城』最終回執筆中で忙しいところなのですけど
これ終わると無職になります。
中山さんに小学館か秋田書店の編集さん紹介してもら…貴様ああああああ!!!
というわけで僕は北海道に足向けて寝られないので
いつも北枕になります。
更に四国には高橋君がいるのでうかつに寝返りもうてません。