シェムリアップ三日目
ホテルで朝食。
地元の屋台メシは好きだけど、やはり高級ホテルのバイキング朝食も捨て難い…
地雷博物館へ「出勤」。
ミンはすっかり懐いている。
泣き出して、他の子やおばさんがあやしても泣き止まないけど
オレが抱きあげてあやすと泣き止む。
子供ったらしとしては至福。
昼、編集M氏と合流。
バーンさんの運転で、彼の実家近くというジャングルへ。
バーンさんは、昨日彼女も交えて夕食を御馳走したのをエラく喜んでくれて、
至極上機嫌で(いつも愛想のよい好青年だが)昼ご飯は実家で御馳走してくれるという。
実家到着。ご家族に挨拶。
ちょうどお昼ご飯中のところ、お母さんが追加のお料理を始める。
別の場所に案内されて勧められるままに食べていると、
どんどん料理や炊きたてご飯が追加されてくる。
満腹になったところで「もう結構」と申し出ると
残ったおかずとご飯を家族が囲む。
どうやら自分たちの昼食を一旦中断して、まずこちらへふるまってくれてたらしい。
なんかもうしわけない。
「出されたもの全部食べなきゃ」なんて考えなくてよかった。
ジャングルの前に近所の小さな遺跡。
この遺跡もかつては地雷に埋まってたそうで、戦場にもなったとか。
そっちこっち崩れかけで非常に怖い。
狭い石の間を抜けたり、手すりも無い高所を歩く順路。
…このコース、絶対100キロオーバーの人間のことなんて想定して作ってないと思う。
ビビリつつヘバリつつ、見学終了。
この遺跡の材料を掘り出したという裏手の川も見にゆく。
乾期で水が減っており、川床の岩の切り出し跡などもよく見えた。
近所のおばさん達がわずかに残った水で洗い物などしに来る。
更にタイ国境方向へ向かう。
時折見える家のつくりがどんどん貧しくなるな…と思っていると
急にしっかりした家に遭遇したり。
ジャングル。
踏み込んで早々にバッテリー切れ。
寒いと極端にもちが悪くなったこのデジカメだが暑い国でもこんな調子とは。
以降、M氏のカメラで押さえてもらう。
その後、通り道の寺や学校も見て回る。
夕食、
今日はイギリス人の観光客のガイドをしている、というバーンさんの彼女も呼び出して中華。
予定では明日帰国。
アキラさんにも会えたし、一応最低限の話と写真は押さえたとも言えるが欲を言えば足りない。
ホテルにはコンシェルジュもいたし、やっぱりチケット変更してもらって滞在延長することに。
ホテルは一旦メリディエンをチェックアウトして安いところに移るつもりで、
その旨M氏に申し出ると、このままこのホテルに延泊すればよい、何泊でも構わない、という。
一泊百ドル以上のホテルに滞在していることにいい加減気がとがめてきているのだが、
魅惑の誘惑である。…うー、どうしよ。