ゲーリー・メイヤーズの「The Door Through the Fire」訳了。
当初はあまりアヴェロワーニュを展開させていない話だと思っていたが、有名なペリゴン修道院の図書館にまつわる怪談の一つと考えれば、それなりに設定に根差した話なのだとも考えられる。まったくクトゥルフ神話ではなかったが。
メイヤーズの文章の翻訳はストゥードの話以来となったが、やはりその文体はキテレツの部類に入る。後ろから前に読む感じの英文とでも言おうか。中盤以降、正確に訳すのではなく、内容を自分なりにかみ砕いて通じる文章化する作業と割り切ってからは翻訳速度が上がった。
なんか、この感想ってマクノートンの作品でも言っていた気がする。
次は……いよいよ最後の未実見作品か。