お返事が遅くなり申し訳ありませんでした。
シュレーダーの72番についてですね。
4弦にまたがる分散和音の左手は 基本 押さえたままです。
ここでは 弾きながら左手の形を変えるのはほとんど不可能で
す。
1の指は ギター奏者がときどき 人差し指を
真っ直ぐにして弦に直角になるように押さえていますよね。
あのイメージで押さえてください。
ですから おっしゃるように小指は曲がって
外側でしか押さえられませんが大丈夫です。
分散和音の左手は ケースバイケースで
ゆっくりな場合 ビブラートをかける場合とかで
押さえる形を変える場合もおりますが
ここでは 押さえた形を変えない方がいいです。
途中でスタッカートが3つになりますが
スタッカートそのものの弾き方を変えないでください。
前半ではスラーが4つになっているので
当然 スタッカートの場所が弓の元と先になるわけですよね。
途中からスラーが3つになりM指定ですが
このスタッカートが スピッカートの様にはなりません。
M指定をあまり意識しないで スタッカートの質は同じにしてくだ
さい。
それから 「全弓の時 肘から下でスタッカート・・
というのも気になります。
肘から下だけですと 弦との直角の軌道から外れますよ。
右手はいつも腕全体で大きく運動してください。
コラム 読んでくださってありがとうございます。
出来るだけ頑張って更新したいと思っていますので
よろしくお願いいたします。