陽水コンサート・レポート
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8月19日人見記念講堂LIVE ラストのあの歌
あっしー 2006/08/20 15:31:52 compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1; .NET CLR 1.1.4322 @softbank219186112024.bbtec.net
東京では日中に35度近くまで気温が上がる土曜日。

BSでのオンエア、DVDでの発売も可能性があるのであまり詳細を書くのは避けるとしまして、ざっとLIVEの所感ととても心に残った1曲について。

まず、東京という大都市での2000人規模という狭い会場での開催ということもあり、観客のボルテージは最初の陽水氏登場から100%突破の盛り上がり。
拍手、歓声の多さがそれを物語る。
基本的には、今回の2006ツアーと同じ構成だが、観客の盛り上がりに感化されたのか、ビデオ収録を意識したのか、いつもより本人もノリがよく、MCも多い。
声の調子も良く、全ての曲がスバラシイ出来となった。
ちなみに、陽水氏自身、この日のLIVEを「春から夏と続いてきたツアーの最終日」と説明。
しかし、当日会場では九州のアンコールに加え「追加公演決定!よこすか、府中、渋谷」のチラシが(笑)配布されていた(20日にHPでその他の地域も詳細が発表)

そんななか、個人的にもっとも印象的であったのは、アンコール。
今回のツアーはアンコールは基本的に一度。
私自身、8公演ほど観ましたがいずれも一度。

この日はとにかく盛り上がった内容だったので、一度目のアンコールの後もかなり多くの観客が拍手と声援で再々登場を期待。
しかし、いつもと同じように客席の灯りがあっさりともる。
多くの観客が席をたち始めた。
それでもあまりに拍手が多いために、席をたったものの足を止めて立ったままステージに顔を向けている人も数多く。
そして、ライトが落ち、陽水氏再々登場。
ここでの盛り上がりは言葉に出来ない位のもの。
続いて登場したのはピアノの小島氏、ギターの今堀氏の2人。
おもむろにアコギで陽水氏が弾き始めると、ピアノが続く。
なんだ、なんの曲だ?
聞き覚えがあるが、どうにもすぐに思い出せない。
印象的なピアノのフレーズ。
とにかくいままでライブで演ったことのない曲だということだけは、分かった。
アンコール曲ということも含め「眠りにさそわれ」か?!と思ったが、この歌は・・・・・

「おやすみ」

1973年に発売された今更ながら説明のいらない不滅の名作。
10代にこのアルバムを聴いたことで、いまの自分の音楽に対する興味が始まったと言っても過言ではない。
その、全13曲の13番目に収録されている一番最後の曲。

まさか、まさか、34年の時を越えてライブの最後の最後にこの曲を生で聴くことが出来るなんて。
朗々と、淡々と、静かにこの曲を歌う陽水氏。
ライブで曲を聴きながら涙が出たのはこの瞬間だけだと言ってもいい。
この陽水氏の最高の贈り物に心から感謝。

TVでのオンエアも期待。

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