JMIU地本役員をやっています。
様々な会社の団交に行きますが、ある会社の団交の部屋に松下幸之
助氏の「似和為貴」の書が掲げてありました。意味は「和を以て貴
しと為す(わをもってとうとしとなす)」で「みんなで良くなろ
う」と私は解釈します。
日本の戦後復興を支えた多くの経営者の皆さんは、基本的には一旦
雇い入れた従業員の雇用は守り、生活を良くする事に責任を果たす
ことが経営者の責任として当たり前と考えられていたと思います。
しかし、現在は、株主資本主義偏重から目先の利益重視、手っ取り
早い利益確保策として成果主義導入で労働者同士を競わせて固定削
減に走っているのではないでしょうか。精鋭は更にのばし、全体も
会社が良くなるためにもっと頑張ろう、と思うような経営姿勢を復
活させ、成長の止まった日本を再生させる責任が労働組合にもある
と思います。