コンクリート工事初心者です
コンクリートの呼び強度は、一般的に調合管理強度Fm以上のJIS規格強度を発注しますが
JASS5によると「調合管理強度Fm」とは別に「調合強度F」なる概念が定義されています
調合強度は「調合を定める場合に目標とする平均の圧縮強度のことであり、
調合管理強度に強度のばらつきを考慮して割り増した強度」と解説され、
下式を満足するように定めるとなっています
F≧Fm+1.73σ (5.2)
F≧0.85Fm+3σ (5.3)
標準偏差σはプラントの実績を基に定めるか、2.5と0.1Fmの大きい方とするとなっており、
σ=2.5とすると調合強度Fは最低でも調合管理強度Fmより4.325以上大きい強度となります
F≧Fm+4.325
先に書いた様に、呼び強度を調合管理強度Fmで発注すると
明らかに「呼び強度<調合強度F」となりますが、調合強度F以上の呼び強度で発注しなくても特に問題無いのでしょうか
というより、JASS5をよくよく読み直してみると「6.3 レディーミクストコンクリートの発注」でも
「呼び強度の強度値は、5節で定めた調合管理強度以上とする」とあり、
ますます「調合強度F」なる概念が何の為に存在しているのかよくわかりません
お詳しい方、どなたかご教示下さい