飛騨絵本美術館にて絵本原画特別企画展
「回転うさぎと電気ネズミ−Rool Rabbit and Electric Rat−」
作・構成 久保田弘実 絵 北村月香 英訳 久保田奈津子
http://pub.ne.jp/karaoke/?entry_id=3921531開催期間:10月07日〜11月30日
飛騨絵本美術館・ポレポレハウス
岐阜県高山市清見町夏厩713-23
TEL&FAX (0577)67-3347
入 館 料 大人(高校生以上)700円/子供300円(3歳以下無料)
開館時間 AM10:00〜PM5:00(入館は4:30分まで) ティーサービス有り
JR高山駅からバスで約30分
JR高山駅からタクシーで約25分
東海北陸自動車道 夏廐ICから約5分
飛騨絵本美術館・ポレポレハウス
http://www.porepore-house.com/あらすじ
かつて大空を舞い繁栄をしていた飛びうさぎの子孫、飛べない飛びうさぎのラパは、カエル団長率いる移動遊園地“ラナ・ワンダーランド”で働いていた。
ある日のこと、ラパは毎日繰り返される回転木馬の木馬役という仕事に嫌気がさし、ラナ・ワンダーランドをとびだしていった。
黄昏が惑う坂道をあてどもなく彷徨うラパ。その行く先には、ガラガラと大きな音をたて稲光りする石造りの大きな建物がそびえ立っていた・・・。
今回の展示「回転うさぎと電気ネズミ」は、大空を舞っていた飛びうさぎの子孫、飛べない飛びうさぎビビと迷いの影に片目を奪われた一本眼のマイマイ・メメをメインとした長編「月の風船とシャボン玉の星々」を制作していたところ、飛騨絵本美術館さんから展示依頼のお話しがあり、長編と同じく飛べない飛びうさぎを主人公に急遽、制作した短編です。
飛びうさぎが空中を舞い平和に暮らしていた楽園が、星の静止によって滅ぶ第一次世代。
再び星が回転を始め、滅んだ種の魂の実体“迷いの影”が跋扈する超大陸を舞台にした本編「月の風船とシャボン玉の星々」は第二次世代。
今回展示の「回転うさぎと電気ネズミ」は“迷いの影”の実体が長い年月を得て浄化され、静止によって分離した人間世界と少しずつリンクを始める第三次世代にあたります。
「回転うさぎと電気ネズミ」の出版は来春になるかと思います。と同時に本編「月の風船とシャボン玉の星々」を同時に制作してゆきます。子供さんから大人の方まで楽しめる絵本にしたいと考えています。
正直、小さなお子様向けではありません。子供は果てのない想像力の世界で生きています。子供が想像力の多感な住人であり続ける限り、わたしたち大人が思うよりずっと物事の本質を理解してくれるのではないかと信じています。
そして子供の時に理解できなくても、やがて時が過ぎ現実の世界で生きてゆかなければならなくなっても、忘れゆく記憶箱の小さな片隅にそっと置いていただけたなら幸いです。
飛騨高山の美しい紅葉を観るついでにて結構ですので飛騨絵本美術館にお立ち寄り下さい。。
弘実&月香