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Re: 室温の変化にに対応する弦の張り方
山崎よしひろ 2012/01/17 17:48:40
おっしゃるように 冬のチェロの管理は大変です。
まず 温度対策ですが
極端に温度が違う場所ではピッチが狂うのは仕方がありません。
アジャスターとペグをまめに動かして
調弦と格闘してください。
A線が緩んでしまうのは温度ではなくて湿度の関係です。
実は冬に大切なのは この湿度対策です。
冬になると乾燥して 木でできているチェロは
とても影響が大きいのです。
極端にいえば 木が乾燥する事によって
ペグホールが大きくなり 結果ペグが緩んでしまうのです。
ペグだけならいいのですが 
最悪 表板が割れてしまいます。
僕も乾燥で表板を割ってしまったことがあります。
ですから ダンピットなど加湿出来る物を
チェロの中に入れておくとかの対策が必要ですし
また チェロの保管場所も湿度が多い所に
保管する工夫も必要です。
それに伴って音程が大きく変化しますから
駒への注意も必要です。
一般の方は駒の管理が苦手ですから
楽器屋さんで正しい駒の位置を教わって
まめに点検する事が必要です。
毎日弦を緩めるのは 
駒の管理に自信がない方はおやめください。
弦はスチール弦でしょうから
種類によって違うことはありません。
巻き方は ペグに巻いてある弦の最後の所が
はじっこにしっかり触っていると緩みにくいです。


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【この記事の返信元】
室温の変化にに対応する弦の張り方ピピット 2012/01/16 16:52:47

【この記事への返信】
Re: 室温の変化にに対応する弦の張り方ピピット 2012/01/17 21:30:36
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