今からだいぶ前 全国的な医師不足が話題になった頃 NHKの朝の
ニュースで、千葉の東金の病院の存続問題が話題になっていまし
た。その時の地元向けの説明会後のインタビューに応じた老人
が“24時間365日働ける医師が来てほしい”と言っていたのを思い
出します。印象的だったのでよく覚えています。
滅私奉公は公務員に限らず、医師や、教員(公立私立問わず)もあ
るでしょう。かつては自らの使命感とプライド及び周囲からの敬意
(それが幻想であったとしても)がそれを可能にしていましたが、
今はなくなりましたからね。聖職なんて言葉が死語になって久しい
状況ですからね
個人的なことでは、かつて公立の病院に勤務していたとき救患のた
め夜中に呼び出され、やることをやって深夜に翌朝の勤務に備えて
仮眠したくて家に帰るとき、おそらく飲酒した人が職員通用口から
入ってきました。(私が診た人とは無関係の人です)“ここは職員
用、夜間の受付はあちら”と説明したところ、病院から呼び出され
たようで“こっちは親の命がわからなくてきたのに、何だその態度
は? 俺は市長と知り合いだからクビにしてやる”と言われたこと
があります。
公務員と言っても正直人事の都合でたまたま数年公務員だっただけ
なので、何言っているんだこの人?できるわけないし、できたとこ
ろで別の病院に移るだけだぞ?と思いました。まあ公務員がどう思
われているかということの一端を垣間見ました。
だから
“税金でメシを食っているんだから市民に対し取るべき態度がある
はず、”
っていうのはまあそういう人もいるなといった感じですね。
もちろん相手に面と向かっていう人はそうそういないし特殊な人で
しょう。
(件の人も含めて)
そういえば生保の患者さんに税金で食っているくせに、と言われた
こともありましたね、正直吹き出しそうになりました。