石版石を使ったリトグラフによる作品
2007年3月8日(Thu)〜15日(Thu)
10:00-18:30
会期中無休、最終日15日は17:00閉廊
3月9日(金)18時よりオープニングパーティを行います。
オリエ・ギャラリー
〒107-0061東京都港区北青山2丁目9番16号AAビル1階
Phone 03-5772-5801
http://www.orie.co.jp/top/update.html作家WEB・展覧会、経歴詳細:
http://www.d-inada.comお問い合わせ:mail@d-inada.com
2004年にメルボルンのRMIT大学大学院の修士課程で美術を再び学び、その修了制作と帰国後に制作した作品を展示します。今回の展覧会では、リトグラフの版として、アルミニウムではなく、伝統的な石を使用して刷った版画作品を発表します。一つの作品に一つの石版石だけを使い、部分的に加筆、消去しながらイメージを変化させ、時間進行とともにその時々のイメージを刷り、記録し、連続して刷った版画をもとに制作した作品です。
Seed(種)をテーマに、生長と変化の可能性とその未来、更にそれが永遠に繰り返される世界を表現しました。単独に作品を展示するのではなく、ロール和紙などに数十イメージを刷り、その版画を木製の装置等に入れ、見る人がハンドルを回したり、長い作品の前を行ったり来たりしながら、時間によって変化するイメージを音楽のように鑑賞していただきます。2Dの版画作品に、時間の流れを奥行きとして加えることにより、立体的(3D)に版画を提示することを考えました。実際に手で動かしたり、覗いたりして、紙片(Slips)のつながりが作り出す時間の奥行きと無限に続くイメージをお楽しみください。