> それからもうひとつ。
> 方法論はどうであれ題名に書いたように
> 否定しておきながらそのお零れに預かる
> その矛盾がおいら的に解らんのです。
テクノロジーを否定なんかしてないと思うけど。むしろ逆。
ローコストに情報発信できる手段が、既にあるんだから積極的に
つかっていいとおもうけどなー。
LSIやメモリとかのパソコンの構成部品のハード的なことをおっしゃってるんだとおもいますが、
それは、もうすでに存在する普遍的なコモデティになってます。
使えばいいじゃないですか。
インターネットってのはスーパーコンピュータの技術からうまれたもんなんですかねー。
スパコンの文化のなかからは、Blogやツイッタは出てきませんよ。
あれは、インターネット文化なのですよ。ソフトウェア側の文化です。
世界一になるとか、どうとかいうのとはあんまり関係ない、利用側の
文化からでてきてるものですよ。ハードウェアの発想ではない。
Blogやツイッタは、今はほとんどタダに近いコストでできるし、
独自ドメインのサーバー借りるのもまあポケットマネーの範囲でできますよ。
Web(World Wide Web)の方は欧州原子核研究機構 (CERN)にいた、ティム・バーナーズ=リーさんが
原型をつくったもので、GopherやArchie とかで論文検索・閲覧するものを統合するものとして
つくったもんです<
http://ja.wikipedia.org/wiki/World_Wide_Web>。
スパコンでうごくもんじゃなかったしね。
ティムさんが作った最初のブラウザが WorldWideWeb.app って
ワークステーションで動くソフト。私、触ったことありますよ。
繰り返していいますけど、それらって、スーパーコンピュータのおこぼれなんですかねー?
もっと、草の根的な文化のなかから生まれ、そだったもんですよ。
決して、理研に一台しかないコンピュータから生み出されたものではないのですよ。
インターネット文化の奥底にあるのは、スーパーコンピュータを必要とする権威的なもんじゃ
なく、もっと草の根的な文化の影響を多くうけてますよ。ここもそうでしょ?
インターネットももともとは、スパコンを離れた研究所から
効率的に使えるようにしようという、大義名分ではじめられましたが(半分予算どりの為の
いいわけですけどね。インターネットの初期の開発の歴史本に詳しくかいてありますよ)、
発展する途中で多様な組織・人が参加していまの状況をつくっています。
まあ、USAだとスパコン系の人たちと、インターネット系の人たちはつながってたりしますけどね。
今の「京速」プロジェクトに、そのようなシナリオがみえますかねー?