無人の家で発見された雑記帳
ドアが大きな音をたてて……
Role & Roll Vol.20
有味 風 2006/04/18 22:57:31
初めてこの雑誌買いました。
「クトゥルフ特集」という事で、って言うより「夜刀浦綺譚」が読んでみたかったためです。
8ページのために950円を出すのもどうかとは思いますが、「夜刀浦綺譚」に関して言えば、なかなか面白いです。「図解 クトゥルフ神話」でも触れられた夜刀浦のタウンガイドとして興味深い記事でした。日本発の設定をゲーム的に検証する企画は、過去あまり無かったので画期的です。一読の価値はあります。

さて、ここから950円分の毒を吐くわけですが。
夜刀浦の記事自体に文句はないのですが(でも24ページの朝松健氏紹介記事のおっかなびっくり加減には笑った)、この設定の元となった「秘神」はかなりトホホなアンソロジーだと個人的には思いますので、必読書とまで絶賛するのはどうかなー、とか思います。収録作品のレベルはともかく、神話アンソロジーと銘打たれるとかなり脱力もんです。これが「本邦初書き下ろし神話アンソロジー」であることは黒歴史として忘れ去りたい気分なので、無理して(プレ価格を払ってまで)入手して読む必要はないかなぁ、と。

記事自体には満足しています。これからも「クトゥルフ神話TRPG」を強力にサポートしていって頂きたいですね。来月からは買わんけど。

さて、新版アーカムホラーのルールを読まなくちゃ。

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