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雑感コーナー
仏教のおさらい
地主 2019/01/07 13:50:41 Windows NT 10.0; Win64; x64) AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko @32.160.231.153.ap.dti.ne.jp
お釈迦様が説いた教えを『原始仏教=出家仏教』と言って、これは僧侶になって修行しなければ解脱出来ない、救われないと言う教えで小乗仏教と言うそうです。しかし、お釈迦様は出家者だけでなく大勢の在家信者にも教えを説いていて、没後500年後には在家を中心にして『大乗仏教=民衆仏教』が成立したそうです。『ひろさちやさんの本(親鸞を読む=佼成出版社)』は、大乗仏教の経典にはヒンズー教の神様である鬼子母神や帝釈天、四天王等が登場しているので100%仏教なのが原始仏教、50%仏教で50%ヒンズー教が大乗仏教、7世紀頃成立した密教は90%ヒンズー教と言っている。大乗仏教はインドから中国に渡り朝鮮半島を経由して6世紀頃日本に渡ってきた。中国からの仏教を奈良時代は素直に受け入れたが平安時代には日本に合った仏教を主体的に選択するようになり、最澄は法華経を中心とした大乗仏教を選択している。空海はお釈迦様が言葉で説いた教えが顕教であり、宇宙の真理である仏そのものの説法が密教であると言葉によらない声なき声の教え、宇宙仏の説法で密教を選択する。法然は仏教を『聖道門=自力の行に励んで、この世で悟りを開くことが出来る聖者の道=浄土の教え以外の大乗仏教や密教の教え』と『浄土門=念仏を称えて来世に浄土に生まれ悟りを得ようとする凡夫の道』に分けていて知識や学問修行が必要な聖道門は民衆には実践出来ないので『南無阿弥陀仏』と称えるだけで良いと言う浄土門の教えを説く。日本の仏教は、密教を完成させた空海と自力の仏教を完成させたのが道元、他力の仏教を完成させた親鸞と大きく3つに分けられるようです。親鸞についてもう少し勉強したいと思っている。仏教のキーワードは二つ
1)諸法実相:法華経の言葉であらゆるものが真実なので人間の物差しでもってものをはかるな。
2)諸法空想:般若心経の言葉であらゆるものは空(物には物差しがついていないので)なので仏様の物差しで(差別しないで)もってものをはかれ。不増・不減、人間の価値も増えたり減ったり生じたり滅したりしない。価値があるとか、無いとか見ているのは自分の物差しである。不生・不滅、人間は生まれて初めて価値が生じるものではなくて生まれる前、死んだ後も価値はなくならない。生きている者は生きている者としての価値があり、死んだ者も死んだ者としての価値があると仏教では捉えられている。仏様の目で見ればどんな人もみんな等しく価値を持っている。多少差が有っても百億46円と百億56円とを比較しているようなもの。価値を持っていない人も百億0円、つまり、世間の人間の価値は0円と46円と56円と言うレベルの価値を論じているという見方をすればほとんど同じ。諸法空想は点数を付けるな。諸法実相は皆百点だよ…と言うことだそうです。

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Re: 仏教のおさらい(追記、つづき)地主 2020/02/13 11:26:09
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