雨の中をバイク通勤すると、自分の癖がはっきり出てしまいます。
GTS1000は片持ちのフロントサスペンションの影響か、少し寝か
すと盛大にハンドルが切れ込んでいくため、あてかじをあててハンドル
を押し戻すように乗っていました。
そうするとフロントタイヤが段付磨耗し、右と左で減り方が変わってし
まいます。
左コーナーは割りと普通に寝るのですが右コーナーは勝手に切れ込んで
いく感じがするのでこじってしまうのです。
多分体重移動が右と左で違うのかも。
ただ、今回久しぶりに乗りだして毎日通勤に使うようになって、雨の中を走っているときにふと思い出しました。
ジャジャという漫画の中で主人公のバイク屋さんが言った言葉で「おまえがバイクのじゃまをしなければ、バイクはもっと速く走るよ」というのを。
ここ数日それを実践してます。
バイクが切れ込む分だけ体重移動しアクセルをコントロールし、ハンド
ルには一切の外力を加えません。(アクセル以外から手を離す感じ?)
最初はすごい違和感がありました。
特に右コーナーでは体がバイクに置いてけぼりを食らっているよう。
とにかくコーナーリング中にいろいろ体の位置を変えながら旋回の重心点を探します。
そうしたら、なんということでしょう。
今まで体験したことが無いようなとんでもないスピードで曲がっていく
ではありませんか。
いままで、いかにバイクが曲がろうとするのを邪魔をしていたことか。
この歳になってまたひとつうまくなったような気がします。
毎日乗るっていろいろ発見があっていいことですねー。
もっとも、通勤路が10q続くワインディングだという地の利が味方してますけどね。