連休の真ん中あたりに、XL500Sと弟のドカティモンスター
S4Rとで、近年無料化された本宮山スカイラインに出かけた。
XL500Sは始動も一発で、完全整備を続けてくれていた前オ
ーナーに感謝しながら全開走行。意外に高回転型のエンジンに驚
いた。80km/hからの2段ロケットみたいな猛烈な加速は2
50では味わえないものだ。
で、本日のメインイベント。
弟のドカティモンスターS4Rの試乗である。
さすがに慣らしが終わるまでは乗る勇気がなかったのだ。
キーを入れ、セルボタンを押す。
このボタン1回押すと手を離してもエンジンがかかるまでセルが
回りっぱなしになる。とっても便利。
さすがに高圧縮の2気筒エンジン。セルモーターはやっと回って
る感じ。
かかってみるとコンチの爆音を撒き散らすMHRとは違い、今に
もとまりそうな頼りないアイドリングである。(実際あったまるま
では手を離せない。スターターから手を離せなかった昔のマッハ
みたい。)
で、またがりスタート。
ちょうど500ccの単気筒エンジンが2個回っているみたい
だ。すさまじいトルク感。
で4000回転までまわすと。
前輪が地面から離れようとする。
おおつ!!!
おもしれー。
996用の水冷リッターエンジンは、アイドリングに毛の生えた
ような回転でも猛烈なトルクを発揮する。
止まっていると見かけはアップハンドルのネイキッドだが、幅が
狭く低いハンドル、後ろ気味のステップのせいで、ポジションは
どっちかというとレーサーレプリカに近い。
ただしハンドリングには癖があり、レプリカのようにバイク任せ
では曲がらない。
思い切り寝かしてハンドルを切り込む必要がある。
特にハンドルを切ったまま発進するときこの傾向は顕著になる。
交差点で一時停止から左折するとき、センターラインを超えてし
まったのである。
こりゃ売れるはずだ。
だって楽しいもん。ねじ伏せる楽しみがある。
200万円近い996のエンジンを積んでいるので145万円の
プライスは大バーゲンだと思う。
そういや、こんど999のエンジン積んだS4RSなんてのがで
ましたねー。すげーだろうなあ。
で、道の駅でXL500Sに乗り換えたのだが。
やっぱりこっちも面白い。
25年前の500単と最新型のリッター2気筒。
底に流れるものは同じだなあと感じた次第でありました。
(道の駅ではドカティよりも人気者でした)