本日の出来事
管理人の日記です。落書きが増えて困ってます。どうしましょう。
M3がやってきた
管理人 2006/03/06 10:25:14 compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.0; .NET CLR 2.0.50727 @p2069-ipad01sasajima.aichi.ocn.ne.jp
先日書いた、弟のBMWZ3の次期戦闘機が家にやってきた。
BMW-E36-M3B(前期型)。
BMWのコンプリートチューニングカーだ。
3000cc、288馬力。
メーターなんぞ280kmフルスケールですぜだんな。
しかも3000ccもある車のレッドゾーンが7000回転!
ボンネットを開けるとそこにはやたら長いヘッドカバーに「M−POW
ER」の刻印が。
弟の感想。
「3000tの割りに低速がないなあ。こんなもんかあ。」
まあ、80000q走った中古車だ。
そんなもんだろうと話していたら。
ボンネットの中のエンジンをぐるっと見回していると、異常な物を見つ
けた。
6連スロットルからはえている、同調用のパイプにめくらブタがしてあ
るのだが、6気筒なのに5個しかない。
よく見ると1個だけふたではなく黒いビニールテープがまいてある。
「まじかよこれ」
このポートはスロットル開度を同調させるためのバキュームゲージをさ
すところで、当然通常は密閉していないといけない。
さもないとここから外気をエアフローメーターを経由せずにすいこんでしまうため、1気筒だけエア量がやたら多くなり、相対的に燃料が足らなくなるのだ。
下手すると焼きついてしまう可能性もある。
適当なキャップが無かったのでバキューム用のシリコンホースの片方を
ねじでふさいだ物でふたをした。
「試乗に行くぞー」
「こんなんで変わるのか?」と弟。
(弟は私の整備はぜんぜん信用していない)
国道に出てスロットルをあける。
2人して「うをー!!!」
前輪のショックが伸びきる。
バイクだったらウィリー状態。
こうしてM3のエンジンは本来のお仕事をするようになったのである。
それにしてもこんな素人整備。
ショップが信用できなくなったよ。ほんと。

それにしても、すごい車である。
どう見ても5ナンバーサイズのボディに(全長は4.4メーターしかない)245−45−ZR17という一昔前のポルシェターボ並の後輪を履いているので、後ろから見るとナローデフにぶっといスリックをはいたホットロッドに見える。
アーム類にはすべて「MV」という刻印が入ってる。
つまり足回りは専用設計ということだ。
ディスクローターは16インチはありそうな、厚さ30oはあるベンチレーテッド。
エンジンフードを開けると、先に書いた「M−POWER」のヘッドカバーを持つ長い6気筒エンジンが、6気筒目をバルクヘッドに食い込ませた形で搭載されている。

そういえば弟がセントレア中部国際空港までお袋を連れて走ってきたのだが、追い越し車線で前を走る車がよけてくれるという「モーゼの十戒」状態を味わってきたそうだ。
そのうち「悪魔のM3」とよばれたりして。

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