日曜日はいつになく早起きした。
なにしろ外壁を引っぺがして家に大穴をあけるのだ。
日が沈むまでには元通りにしなくてはならない。
間に合わなかったら空っ風が家の中を吹きすさぶことになる。
まず家の角に張ってあるトタンをはがす。
この前張ったばかりの部分だ。
さらに今度やり直す部分のトタンを2枚分はがす。
家の中が恐ろしく明るくなった。
そりゃそうだ。
この部屋には窓がなかったからねー。
ここまではがすと作業がすごくやりやすくなる。
まず落とした壁土をスコップで外へ。
次に土台の腐った部分を切り落とした。
土台がなくなった部分にセメントを流しブロックをおく。
その上に新しい土台を置き、元の土台とボルトで連結した。
これでこれ以上土台が下がることはなくなったわけだ。
さらに家の角で根元の腐っていた柱の側面に接着剤をたっぷり塗り、ツ
ーバイフォー材を元の柱を抱きかかえるように貼り付けてねじをばかす
か打ち込み、その根元を土台と連結。
昨日一日悩んだのがうそのように、この辺までやるとなんでもありとい
う気分になる。
さあどんどんいくぞー。
ツーバイフォー材を筋交いとしてばってんに組み、2本の柱に固定。
もう、民家の面影なんぞどうでもいい。
倒れなきゃいいのだ。
恐らく強度は100倍にはなったはず。(なにしろいままで何にも支え
がなかったんだからねー)
ちなみに木工用のボンドってのはすごい。
水に濡れると弱いのだが、乾燥状態なら貼り付けた部分は絶対はがれな
い。無理やり引っ張るとまわりの木ごとむしれてくる。
これで強度の心配がなくなったのでお次は窓の取り付けだ。
屋根裏に光を!
続く