さて、セルモーターが逝ってしまったＭＲ２だったが、その後のお話を
しよう。
ちょうど車検と重なったため、いつも頼んでいる４０ＫＭはなれた弟の
うちの近所のモータースに引取りを頼んだ。
「セルモーターはあるんだね？」
「うん、オークションで３個買ったからどれか使えるでしょう。」
「それじゃ、そこ(駐車場）で交換しましょう。」
実は、ここに頼む前に、自分でセルモーター交換に挑んだのだ。
会社のリフトを借りて片側丸ごと持ち上げ、下から必死になって２本の
ボルト(通常セルモーターは２本のボルトでミッションケースに固定し
てあるだけだ）をはずしたのだが、エキパイの内側の狭い空間に押し込
んであるセルモーターは、エキパイにあたって抜けなかったのである。
その旨ちゃんと説明したのだが･･･。
１時間後到着したおっちゃんは車の下にもぐり、そしてさらに１時間
後。
「やっぱりエキパイはずさんと抜けんねー。ボルトがさび付いてわやに
なっとるわー。車ごともって行くしかないなー。」
実は車屋さん、あれほど言ったのに、ここには軽トラックで来ている。
さらに３時間後、片道４０ＫＭを往復(２往復だよなー）してきたおっ
さんの積載車に積み込まれ、ＭＲ２は修理工場へ。
そして翌日、電話がなった。
「セルモーター外れたけど・・・。壊れとらんよこれ。バッテリーつな
ぐと元気に回りよるわ。たぶんスイッチの接触不良やね。」
こうして、今現在オークションで買った３個の４ＡＧ用モーターが倉庫
に転っている。何かに使えんかな。