さすがに難問っていうだけあって説明するのが難しい……最
初、Aを選んだ時、Aに入っている確率は3分の1、選ばなかっ
たBとCに入っている確率は3分の2です。Bを開けて空だった
からCに入っている確率も3分の2、これじゃあ納得いかないで
すか?
解答にも似たようなことを書いていますが、箱が100個あっ
た場合を考えてください。仮に箱1を選んだとします。そこで箱
2〜箱99を開けて空だった時、箱1に入っている確率と箱10
0に入っている確率が同じだと本当に思いますか?この場合、箱
1に入っている確率は100分の1、箱100に入っている確率
は100分の99ということになります。
納得できない場合は実際にやってみるといいですよ〜。箱を5
個くらいにしてやれば、5分の1と5分の4ですから、かなりは
っきり差がつきます。なんせ感覚的には納得しにくいかもしれま
せんから論より証拠!?
最初はどの箱にも当たりが入っている確率は同じですが、箱を
開けるなどして状況が変わったあとも、同じだと考えないことで
す。そうでないと「しけのインチキ論理学」が正しいなんてこと
にもなりかねません(笑)。