3度、6度の重音の音階の練習方法について質問させてください。
具体的には、開放弦の扱いと純正調をどう調和させるべきか(現実
的にはどうさらうべきか)、ということです。
例えば3度の重音の音階を練習するとき、
F-durであれば、開放弦のAに3度下のFを合わせるとすると、
Fは高めになりますが、それと協和する4度下のCは開放弦のCとは合
わなくなってしまいます。
また、C-durにおけるFをF-durの基準とすべきであれば、Fは開放弦
Cからの4度でとるべきで、そうするとA線の開放弦は使ってはいけ
ないことになります。
あるいは、例えばC-durにおいてもA線のAを基準にすべきだとすれ
ば、開放弦のG線もC線も純正律と異なってしまい、これは現実的で
はない気がします。
本来は開放弦を使わない、とすべきなのかとも思いますが、
実際の演奏では開放弦を使って和音をしばしば演奏するように思い
ますし、ハイポジションでは自然フラジオレットを使えるとさらい
やすいようにも思われ、全体としてどのように折り合いをつけてさ
らうべきか、よくわかりません。
人間の耳はそれほど厳密ではないと考えて、
開放弦が利用できるところはその都度利用する(前述の例でいえ
ば、Fの音程はその都度都合で変える)、という現実的な対処もあ
り得るのでしょうか。
B-durやEs-durなど、フラット系のときはすべて混乱します。
以前から、「現実的に」どうさらうべきか悩んでいたので、
そのあたりをご教授いただければ嬉しいです。