御礼が遅くなりましてすみません。先日(12月9日午後)
は恵比寿の会社にてチェロ本体の健康診断とともに演奏
方法についていろいろ教えていただきましたこと、本当
にありがとうございました。
「道具は力を込めて持ってはならない=弓を持つのに
力を入れない」と教わったことが、ようやく分かりかけ
てまいりました。
私はレッスンでいつも、私のチェロの裏板が鳴ってい
ない、響いていない、と指摘され、力を抜いて、リラッ
クスしてと言われていたのですが、よく分かりませんで
した。
先日、指先でつまむ様にして、弦に弓の重さだけがか
かるような感じでボーイングをしていましたら、裏板ど
ころか弓からも振動が伝わってくるようになり、「ああ、
これかもしれない?」と感じました。駒近くで弾くと上
ずった音ではなく倍音がキーンと聞こえるようにもなり
ました。
耳をそばだてると、弓の運びや右指の微妙な動きが響
きに影響していることが分かり、左指も親指に力を入れ
て握り締めるとよくないことも分かりました。(人差指
だけのスケールや親指なしの運指も練習するようにしま
した)
なかなか難しく、いつも鳴るというわけにはいかず、
青い鳥を探すようですが、時折ボーっと響く瞬間を1秒
でも伸ばしたるで〜と奮闘しています。
力を入れていない感覚を身につけている段階なので、
腕の重さを乗せるといった、音量を増減するための技術
は見当もつきません。
腕の重さを乗せるということは、手や指先に力がこも
らずに、あたかも弓自体の重さが増えるようにして弾く
のかな?と想像しています。
あせらずいつも響きのある音を奏でていたいと願って
います。
これからもよろしくお願いいたします。