>少しでも、システム開発に関わった人なら、一度は聞いたことのあるセリフ。
>「業務を、システム化に合理的なように修正してからシステムを開発します。それまで開発を開始しません」
これは無理ですよ。社内の業務は、それこそ、クモの巣、ないし、蟻の巣穴の様なもの、どこに何があって、誰が何をしている?? って分かっていない内に仕事が進んでいる。マニュアル、ドキュメント、プロセス(作業手順)がきちんと整備されている会社ってあるんでしょうか?[悪いことや脱税、政治家への献金、献金のごまかし方‥、などはきちんと整備されているようですが]
>企業というのは、特に成長している企業であれば、単純に定式化できない業務ノウハウがいろいろある。
このような「業界初」のやり方やらサービスを始めると、どこかの権威ある所から圧力がかかる。総務省などその典型。ここ10年ほどの通信料の高止まりは、「業界初」を厳しく取り締まった結果でしょうか? 抜け駆けを他社から弾劾されることが怖いので、取り組まない、リスクをとらない経営者の責任でしょうか?
>確かに企業固有であり、特異で、一見不合理に見えるものも多い。
>しかし、実際には、収益の高い企業ほど、それが多い場合をよく見た。
>SEだけでなく、会計士から嫌われる場合もある。
>しかしそれは、顧客に対し、キメ細かいサービスを提供するゆえのことが多いことに気付く。
>つまり、それを廃止すれば、その企業はもう、その企業でなくなるのだ。
それに対応できるSEは、能力が必要でしょう。それだけの能力・技術を持って、独自行動をされているKayさんには敬意を表します。私にはとてもやれません。
>私は、一頃から、不合理に見える業務のシステム化をテーマにやってきた。それは、発想を変えると、意外に簡単なこともある。逆に言うと、「システムとはこうである」式の固定観念を持ったSEでは決して成功しない。私も、必然的に単独で仕事をすることが多くなってしまった。
おっしゃる通りでしょう。
>オープンシステムの世の中とはいえ、いまだ第一線で活躍するSEは、汎用機で育ち、その設計ニウハウが染み付いたSEである。
>機能、安全性、安定性、拡張性のみでなく、企業の個性を生かせるSE。これが必要と思う。
私も賛成です。しかし、企業の業務を理解するためにどれだけの時間と能力が必要なんでしょうか? 日本では、SAPのような業界標準ソフトも、カスタマイズして使用している。だから、無数のバージョンが出現していると聞く。日本で標準化なんて考えるのは無理。
お客あっての仕事。顧客に向いた仕事をしている自分を今見いだしている。時給は最低賃金以下ですが。しかも、多額の設備投資をして・・・・。<涙>