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また素晴らしい本に出会いました
けい 2005/07/14 23:30:55 @58-70-117-43.eonet.ne.jp
一応は読書家で通っている私ですが、これまで読んだあらゆる本の中で最高ともいえる本を見つけました。
「ハッカーと画家」(ピーター・グラハム著 オーム社)です。
著者はハッカーでオタクです。要件定義を最初に固めるなんて非現実的と言い切ります。
こんなやつは大企業で雇われることはまずありません。
企業の中で、大きなプロジェクトを遂行する際には、20代だろうが40代だろうが小林さんの本が最高のバイブルになります。これは保障します(私が保証してどうなるものでもありませんが)。しかし、グラハムのやり方は全然違います。
しかし、根本のところで共通するものがあります。
グラハムは優秀なハッカーと偉大なハッカーの差は共感する能力だと言います。ただ、それは、無い者には無いという雰囲気の記述もあります。これは同僚やユーザーとの協調性と言った方が分かりやすいと思います。
小林さんの本では、多少協調性のない者でもうまくチームプレイする方法を誰でもやれるように具体的に書いてくれています。

グラハムは大学院でコンピュータサイエンスを収めた後、美術学校で絵を習います。そして、ソフト開発と絵を描くことが根本的に同じことに気が付きます。このあたりは私には大変に胸突くものがありました。
私も1年前から絵を始めました。今はパソコンにペンタブをつなげば立派な画材となります。鉛筆や筆に劣るところなど何もないと思います。
私の絵を見てやろうと言う奇特な方は私のサイトへどうぞ(^^;
http://homepage3.nifty.com/saturn
下手ですけどね。1年前まで、紙に鉛筆で描いたことすらないのですから仕方ありません。

グラハムは恐るべき洞察力を持った、賢者と言って差し支えないと思いました。
それは社会の幅広いことに対して適応できることです。例えば、教育に対するこれほど的確で深い洞察をする教育者がいたという話は聞きません。しかし、教育者がこの本を読んでも無駄です。おそらく何もできないでしょう。
日本でも、昨今「オタク」というものが注目され、ガイナックスの岡田斗志夫氏がかなり以前から「オタク」に関するなかなか面白い洞察をしており、少し前にも日経関係の新聞に面白い記事を載せていました。しかし、レヴェルが違うような気がします。

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【この記事への返信】
Re: また素晴らしい本に出会いました小林です 2005/07/17 02:13:55
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